障害者の就労支援について

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こんにちは。理学療法士のfumiya(@fumiya0508_m)です。

理学療法士の従来の働き方(病院、デイサービスや訪問など)ではなく、なにか別な働き方を模索していると、障がい者の雇用を支援している事業があることを知りました。

実際に、病院で理学療法士として勤務していたとき、バリバリ働く世代の人が「病気により働きたくても働けない姿」を見てきました。

当時、患者さんから「会社を辞めた」と聞いても、「では家で生活できるようにリハビリしましょう」っていう考えが頭の中の多くを占めていたと思います。私のほうでその人の可能性を制限していたのかもしれません。

そのため、「働きたい人が働ける場所」を作っていきたいと思っている今日この頃です。

 

今回は、そのような支援をしている事業を紹介します。

 

障害者の就労支援について

日本の一般企業には、障がい者を「雇いなさいよ」っていうことが法律で定められています。

「法定雇用率2.0%」(50人以上の会社では1人以上の障がい者を雇用すること)

働くまでの支援、働く場所の提供など支援する事業が存在します。

 就労移行支援事業就労継続支援A型事業就労継続支援B型事業
事業概要就労を希望する65歳未満の障害者で、通常の事業所に雇用されることが可能と見込まれる者に対して、①生産活動、職場体験等の活動の機会の提供その他の就労に必要な知識及び能力の向上のために必要な訓練、②求職活動に関する支援、③その適正に応じた職場の開拓、④就職後における職場への定着のために必要な相談等の支援を行う。
通常の事業所に雇用されることが困難であり、雇用契約に基づく就労が可能である者に対して、雇用契約の締結等による就労の機会の提供及び生産活動の機会の提供その他の就労に必要な知識及び能力の向上のために必要な訓練等の支援を行う。通常の事業所に雇用されることが困難であり、雇用契約に基づく就労が困難である者に対して、就労の機会の提供及び生産活動の機会の提供その他の就労に必要な知識の及び能力の向上のための必要な訓練その他の必要な支援を行う。
利用期間2年制限なし制限なし
対象者起業等への就労を希望する者①就労移行支援事業を利用したが、企業等の雇用に結びつかなった者
②特別支援学校を卒業して就職活動を行ったが、企業等の雇用に結びつかなかった者
③企業等を離職した者等就労経験のある者で、現に雇用関係の状態にない者
①就労経験がある者であって、年齢や体力の面で一般企業に雇用されることが困難となった者
②50歳に達している者又は障害基礎年金1級受給者
③ ①及び②に該当しない者で、就労移行支援事業所によるアセスメントにより、就労面に係る課題等の把握が行われている者
報酬単価711単位
(利用定員が21人以上40人以下の場合)
519単位
(利用定員が21人以上40人以下の場合)
519単位
(利用定員が21人以上40人以下の場合)
事業所数3181事業所
(国保連データ平成28年6月)
3296事業所
(国保連データ平成28年6月)
10267事業所
(国保連データ平成28年6月)
利用者数32082人
(国保連データ平成28年6月)
60568人
(国保連データ平成28年6月)
216281人
(国保連データ平成28年6月)

(出典:障害者の就労支援施策の動向について 厚生労働省 を基に作成)

以上のように大きく3つあり、少し噛み砕いて説明したいと思います。

 

就労移行支援事業

就労を希望する65歳未満の障害者で、通常の事業所に雇用されることが可能と見込まれる者に対して、①生産活動、職場体験等の活動の機会の提供その他の就労に必要な知識及び能力の向上のために必要な訓練、②求職活動に関する支援、③その適正に応じた職場の開拓、④就職後における職場への定着のために必要な相談等の支援を行う。

fumiya
働くを目標に、知識、手段や方法を学び、その人の適性に合った職場を目指す事業。また、就職活動にも支援を行う事業。3つの中で、唯一2年間という制限が設けられています。

非雇用であるため、給与などの支払いはないようです。定着後の離職率も高いためフォローも行います。

 

就労継続支援A型事業

通常の事業所に雇用されることが困難であり、雇用契約に基づく就労が可能である者に対して、雇用契約の締結等による就労の機会の提供及び生産活動の機会の提供その他の就労に必要な知識及び能力の向上のために必要な訓練等の支援を行う。

fumiya
A型は障がい者と雇用契約にある事業所です。そのため、給与が支払われます。働くことを目標に、知識、手段や方法を学び、就労を目指す事業。ほかの支援事業と違い、給与があたることが大きな違いです

 

就労継続支援B型事業

通常の事業所に雇用されることが困難であり、雇用契約に基づく就労が困難である者に対して、就労の機会の提供及び生産活動の機会の提供その他の就労に必要な知識の及び能力の向上のための必要な訓練その他の必要な支援を行う。

fumiya
A型との違いは、雇用か非雇用です。B型は非雇用にあたります。また対象者も年金受給者も可能とされているため、高齢の方も対象です。ちなみに、非雇用でも作業に対する工賃は支給されます。

 

就労継続支援A型とB型を比較

A型を利用することにより、事業所から給与と工賃が支払われるため、障がい者にしてはより安定したものになると思うのですが、B型と比べ事業所の数が圧倒的に少ないのが現状です。(約3分の1)

また、工賃にも大きく差があります。

工賃の差

  • A型:平均工賃月額 66.412円
  • B型:平均工賃月額 14.838円

 

その背景を受け問題点が・・・

A型事業所が急増する中、問題点も出てきています。

詳しいことは上記の記事にあるのですが、事業所を利用しても「仕事がなく、ただ本を読んでいるだけ」。

つまり国からの給付金目当ての事業所も存在するということ。

 

さいごに

障害をあっても働ける場所、そのための支援があることは非常に心強いものだと思います。

ただ、就職先での仕事は、データ入力やライン作業などといった軽作業が多い傾向にあります。

そのため、今後AIの発達により、データ入力などの仕事は淘汰されていくことが予想されます。

その時に就労への道が閉ざされてしまわないように支援していくべきだと考えています。

 

以上、理学療法士のfumiya(@fumiya0508_m)でした。

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ABOUTこの記事をかいた人

はじめまして、理学療法士のfumiyaです。1986年生まれ/妻と子供2人の4人家族。ブログ【PUSH】を運営しています。30代のただのサラリーマンが、行動することでどのように変化していくのか、変化できるのか。向かったベクトルがあちこち進んで迷走中ですが、できるだけ暖かい目で見守ってほしいです。